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ヒトラーとホロコースト (クロノス選書)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 133222 位
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人類が学ぶべき教訓とは
甚だ重いテーマの本である。第二次世界大戦中、ドイツ(ナチス)によるユダヤ人虐殺があったことは、50年前の中学時代に読んだ「アンネの日記」やフランクルの「夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録」などでも知ってはいた。しかし、ドイツが戦争を継続するなかで、二次的に発生した不幸な出来事であろうという程度の認識であった。
ヒトラーの戦争目的は、単に領土的野心だけではない。優良なる遺伝子を有するアーリア人の生存圏確立と世界制覇であった。ユダヤ人のホロコーストは初めからプログラムに組み込まれていた。犠牲者の規模という点だけから言えばスターリンや毛沢東の自国民に対するものの方が大きいが、欧州からユダヤ民族の抹殺を図ったヒトラーのホロコートとは質が異なる。「ヒトラーが始めた第二次世界大戦は、領土的支配権のための戦争であると同時に、神話的なユダヤ人という敵に対する戦いでもあった」と著者はいう。
ドイツ国民がナチスの反ユダヤ意識をどう共有しそれに関与したか、また各国そして宗教界はどう対応したか。さらには開戦後、アウシュヴィッツ=ビルケナウの絶滅収容所などホロコーストが知られるようになってからの米英の具体的な動きはどうであったか。
本書はキリスト教の誕生に始まる反ユダヤ主義の歴史から語られる。ホロコーストも「ヒトラーの狂気」として済ますわけにはいかない重いテーマであろう。
ランダムハウス講談社
ホロコースト―ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌 (中公新書) アウシュヴィッツ博物館案内 ヒトラーを支持したドイツ国民 アウシュヴィッツは終わらない―あるイタリア人生存者の考察 アウシュヴィッツ収容所 (講談社学術文庫)
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